第3章 入院生活(7)(入院7日目・手術の5日後)

第3章 入院生活

無事にお通じがあったことにより、心身ともに、回復傾向が見えて来ました。

この日の朝一の検尿・採血と、診察の結果次第では、予定よりも1日早く退院ができるかも、とのことで、期待に胸が膨らみます。

朝一の気分は良好。検尿と採血へ

4:30
トイレに起き、尿と便。
この日の夜中は、ひっきりなしにナースコールが鳴っていました。
対応に当たられる看護師さんも、患者さんも、大事が無いことを祈るばかりです。

6:00
起床。
尿検査用の、尿を取ります。
ついでに(?)、2回目の便。

夫から聞いた話では、相変わらず、我が家の猫は、私がいつも寝ているベッドでのびのびと寝ているそうです。
かなりの大物です。

7:20
朝の検温。
採血も、この時にされました。
「夜中にしょっちゅうナースコールが鳴っていて、大変でしたね」と看護師さんへ聞いてみると、「夜中に急な入院患者が来られまして」とのことでした。
頭が下がります。

7:40
3回目の便。

8:00
朝食。
麦とろご飯、チキンカツ。完食です。
薬は、痛み止めのカロナールも、お通じを促す酸化マグネシウムも、どちらも不要と思ったため、服用せず。

8:40
今日だけで、4回目の便。
お腹がすっきりするのは良いですが、酸化マグネシムの量は、1日1錠とかまで減らしても良いかもしれません。

「早ければ今日にも退院できるかも」と夫に伝えたところ、いろいろ準備を進めてくれていました。

  • シーツと布団カバーの洗濯
  • ポテトサラダ、ポタージュスープ、プリンの仕込み(プリンはリクエストしました)

ありがたい限りです。

診察の結果、今日退院できることに!

当初は、「9時から診察予定」と聞いていましたが、急患の影響なのか?遅れているようでした。

10:00
ふと、疑問になったことが。

私

診察は、どこでやるんだろう?
外来の診察室まで行くんだろうか?
でも、パジャマ姿だしな・・

と思っていると、ナースコールで診察のお知らせが。

トイレを済ませてから案内されたのは、外来の診察室ではなく、同じフロア内にある「処置室」という名の、内診台のある部屋でした。
同じフロアで診て頂けて、良かったです。

主治医に促されて、「えっこらせ」と内診台へ上がると、いつもは主治医との間にあるはずの、カーテンがありません。
カーテン越しではない会話は、何となく変な感じがしました(笑)

体がこわばっているせいか、いつもの内診とエコーに比べると、苦しくはありましたが、幸い、痛みはありません。
新たな出血もなく、術後の経過は良好とのこと。

傷口に貼ってあった、メンディングテープ的なテープは剥がして頂きました。
その際、消毒がてら、表面の血液のにじみなどの汚れも取り除いて頂きました。

「きれいに傷口はふさがっている」とのことでしたが、何も貼っていない状態だと、少々心もとない感じがします。

私

「アトファイン」というテープを用意したのですが、それを貼っても良いですか?

先生
先生

テープよりも、しばらくの間は「レディケア」という、シリコンのシートの方が良いと思います。

傷あとケア用のテープも、悪くはないが、かぶれやかゆみが生じることも多いとのこと。
事前に「アトファイン」を用意してはいましたが、それはまた後ほど使うことにして、先生のおすすめということもあり、上記の「レディケア」を購入することにしました。

「ナースステーションでも購入できる」とのことでしたが、少しでも安いAmazonで購入することにしたため、それが届くまでは、傷口に何も貼っていない状態です。
間に合わせのために、少々間抜けな見た目ではあるかもしれませんが、ナプキンを当てておくことにしました。
もし出血があったとしても安心ですし、多少はクッション性があるかとも思い。

痛み止めのカロナールは、もうほとんど無くても良い状態ではありましたが、お守りとして30錠(10回分)処方して頂きました。

最後に、退院について。

先生
先生

当初は明日の退院を予定していましたが、経過が良好なので、今日の退院でも良いですよ。
どうされますか?

私

ぜひとも、今日退院します!

ということで、1日早く、この日のうちに退院することに。

看護師さんによると、午前中の退院は11時。
午後だと14時だそうです。
ちょうど、「お昼ご飯の要否を決める、ギリギリのタイミング」とのことだったので、余裕を持って、午後での退院手続きを進めてもらうように、お願いしました。

特に、退院に際して「これはやってはいけない」という禁止事項の案内は、ありませんでした。
「次回の診察(10日後)までは、入浴はせずに、シャワーだけにして下さい」というくらいです。

退院の準備

10:10
そうと決まれば、退院のための準備です。
夫へ、今日の退院が決まった旨を連絡し、さっそく荷造り開始。
あっという間に、いつでも退院OK!な状態に。
服へ着替えてしまうと、ベッドで横になった時にしわになると思い、まだパジャマの状態ではあります。
本当は、シャワーと洗濯も済ませられると良かったのですが、さすがにその時間は無さそうです。

すっかり気分は良好。
午前中は、昨日見ていた「よゐこの○○で○○生活」シリーズのうち、「よゐこのスーパーマリオで35周年生活 ギャラクシー編」の続きを見て過ごしました。

不意に来る笑いが、やはりお腹にとっては危険です(笑)

12:00
昼食。
焼きたてパン、白身魚のクリーム煮的なもの、コンソメスープ。

これまで、気分が悪くて食べられなかったり、お粥だったり、で満足に味わうことが出来なかった「焼きたてパン」を、最後の最後にようやく堪能することが出来ました。
密かに、「慌てて午前中に退院しなくて良かった」と思ってしまいました。
もちろん、完食です。
お昼も、薬の服用は無し。

退院手続きが遅れてるのかな?と思いきや

「入院のしおり」には、「入院費の精算書は、病室までお持ちします」と記載してあったため、その後も病室で待ちました。

しかし、14時前になっても、声がかからない・・。

私

急患があった影響で、退院手続きが遅れているのかな?
お昼の検温も含めて、朝の診察以降は看護師さんは来ていないから、きっと「今日退院する」ということ自体は、伝わってはいるのだろうけれど。


と思い、もう少し待つことに。
しかし、15時を過ぎても、なしのつぶて。

15:10
「これは、さすがにおかしいのでは?」と思い、ナースステーションに居た事務の方へ、問い合わせてみました。
すると、案の定「今日の午後に退院する」ということが、うまく伝わっていなかったもよう。
居合わせた看護師さんも、「あれー?先生から退院の許可が下りてたんだねー」と言っていました(笑)

朝の診察の際に、

私

午前の退院手続きには間に合わなさそうですので、お昼ご飯は、こちらで頂きますね。
午後の退院でお願いします。

看護師さん
看護師さん

分かりました。
それでは、今日の14時をめどに、退院手続きを進めますね。

という会話をした記憶があったのですが・・。
その後に自分で、ナースステーションでも「午後に退院する」旨の念押しをする必要があったのかもしれません。

とにもかくにも、申し訳ないことではありますが、急ぎ精算書を用意してもらうこととなりました。

15:20
トイレを済ませ、そそくさと着替えをしました。
最終荷造りも終わり、あとは精算をするのみ。

15:50
病室で精算書を受け取ったのちに、1週間過ごした病室を後にしました。
ナースステーションで、お世話になったスタッフのみなさまへご挨拶。

その後、受付で会計を済ませました。
入院時に支払っていた保証金3万円は入院費に充当され、最終的な支払いは9万円近くになりました。
クレジットカードで支払いを済ませ、ようやく退院です!

無事に帰宅

16:00
タクシーを呼び、帰途につきました。
スーツケースは、トランクへの出し入れは運転手さんへお願いしました。
揺れによるお腹への影響が心配ではありましたが、両手でお腹を支えていれば、それほど気にはなりませんでした。

16:40
無事に帰宅!
猫による熱烈な出迎えを期待していましたが、意に反して、なぜか私を遠巻きにしています・・。
病院のにおいがするからかな?
そうですよね?そうだと思いたい。

洗濯物以外の荷解きはまた明日に持ち越すとして、まずは双方の両親へ、無事帰宅の旨を連絡。

その後は、夜ご飯の用意を始める夫に甘えて、ソファで休ませてもらうことに。
しかし、ソファに深く座ると、立ち上がるのに難儀しそうです。
うっかり深く座ってしまった時は、お尻を中心に左右へ回転し、まずは腕の力で上半身を起こしてから、これまた腕の力を使って、そーっと立ち上がるようにしました(伝わりますでしょうか?)

床の物を取る際は、上体を前に折り曲げるのではなく、上体は伸ばしたままで腰自体を落として取るようにすると、お腹への負担を軽減できたように思います(見慣れない姿に、猫は若干引いていましたが)。

そして、注文していたスマートバンドが届いていたので、さっそくもろもろの設定。
無事に、我が家の猫の写真を、ディスプレイの背景に設定することができました。

さっそく、今夜の睡眠時間の計測や、明日からの散歩のおともに活躍しそうです。

18:00
夜ご飯。
夫が作り置きしてくれていた、チャーシューを頂きました。
やはり、家で食べるご飯は格別です。

先生の指示通り、入浴はせずにシャワーで済ませます。
さすがに寒いので、浴室暖房を付けました。
シャワーの際も、上体を伸ばしたままで腰自体を落とすようにすれば、足元を洗えなくはありませんでしたが、購入しておいたボディブラシがさっそく役立ちました。

湯船に浸からないと、湯上がりがすこぶる寒い・・。
しかし、少しの辛抱だと思い、湯冷めしないように手早くパジャマへ着替え。
洗髪もし、すっきりしました。

リビングのリクライニングチェアへ座ると、やはり立ち上がる時のことが気にかかります。
背もたれを倒す時や、起き上がる時に腹筋を使うことになるため、事前にリクライニングをしないように、リクライニングチェアの足元にあるネジを締めておきました。

それでも、ソファーと同様、深く座ってしまうと、立ち上がる時に難儀しました。
やはり、お尻を中心に左右へ回転し、まずは腕の力で上半身を起こしてから、これまた腕の力を使って、そーっと立ち上がるようにしました。

21:40
ちょっと早めに就寝です。
ベッドで横になる際も、できるだけ腕の力を使い、ゆっくりと横になるようにしました。
あとは、猫がお腹の上に飛び乗らないことを祈りつつ・・。
久しぶりの我が家で、眠りにつきました。


←「第3章 入院生活(6)」へ

                「第4章 入院時、持って行って良かったものなどのリスト」へ→
第5章 退院後(1)」へ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました