第5章 退院後(8)(手術の4か月後)

第5章 退院後

前項(手術の3か月後)に引き続き、この第5章 退院後(8)では、手術後4か月経った今の様子について、同様に 【体の様子】【家事】【薬】などに分けて、記します。

装い

だんだん暖かくなってきて、さすがに腹巻やレッグウォーマーは不要になりました。

ですが、真冬の底冷えのする寒さの折には、本当に重宝しました。
来年は、洗い替え用も含めて、2セット分あると良いかもしれない、と思いました。

先日の雪や電力需給逼迫の際は、さすがに職場が寒く、再び充電式のカイロを引っ張り出しましたが、お腹の冷えという点では、まったく気にならなくなりました。

腹巻は無くとも、無印良品の「どこにも縫い目がないハイライズショーツ」と「レディケア」の組み合わせだけで、冷えも、外からの刺激も、気になりません。


前項(手術の3か月後)で触れた、「傷跡の端のほうの出血」のその後について。

退院直後から使用していた「レディケア」の汚れが取れなくなって来たため、いったんは「レディケア」から「アトファイン」へ移行したのですが、

  • レディケアと比べると、アトファインは粘着性のあるテープであるため、はがした直後に、傷口全体に少し赤みが出る(少し時間がたてば、赤みは引きはしますが・・)
  • レディケアと比べると、アトファインを貼っていた箇所のほうが、傷口に盛り上がりがあるように見える(アトファインが薄いから?なのでしょうか。あくまでも個人的な所感です)
  • アトファインをはがした際に、その傷跡の端のほうに負担がかかってしまったのが原因?で、へその少し下あたりに、直径5mm・深さ2mmくらいの陥没ができ、そこから出血した

ということがあり、現在は「アトファイン」はまったく使用していません。
(上記のすべてが、アトファインに起因するのかどうかは、不明ではありますが)

陥没箇所からの出血については、その後は何度か「かさぶたが出来ては破れ」、ということを繰り返してはいますが、現在は小康状態を保っています(だいぶん乾燥を保てるようになって来ました)。

現在は、再び「レディケア」を使用しています。

以前使用していた16cmだとちょっと長いので、1サイズ短い、上記のものへ変えました。

最初は傷口全体を覆うように貼っていたのですが、「陥没箇所に常にレディケアが貼ってある状態」もあまり良くないように思えたため(治りかけたかさぶたが、レディケアに引っ張られて破れてしまう)、現在は、陥没箇所の少し下の場所から、レディケアを貼るようにしています。

なお、以前も少し触れていますが、便宜上「レディケアを『貼る』」という表現を使用しているものの、粘着性のあるテープである「アトファイン」と比べると、そこまでの粘着性はありません。
「弾力のあるシリコンのシートを『載せる』」くらいのイメージです。

が、その上から無印良品の「どこにも縫い目がないハイライズショーツ」を履いているわけですので、ぽろっと落ちてしまう、とか、はがれてしまう、という懸念はありません。念のため。

最後に、「レディケア」を使用するうえで気になる、「皮脂汚れの蓄積」について。

16cmサイズの物を使っていた際、皮脂汚れを取り除こうとして、シリコンシート同士をすりあわせて洗ったり、ボディスポンジでこすってみたりしたところ、ちぎれてしまったり、表面が波打つようにめくれてガタガタになってしまったため、これらの方法で強く洗うのは、お勧めできません。

あくまで、指の腹の部分とボディソープのみで、表面を優しく洗うにとどめておいたほうが良いように思います。
今のところは、新しく変えた12cmサイズの物については、皮脂汚れはあるものの、指先だけで洗うようにしているため、表面のガタガタはありません。

体の様子

前回の通院(術後3か月の診察)の際、エコーと内診ののちに、先生が以下のようにおっしゃっていました。

先生
先生

若干、右卵巣が腫れて、直径3cmくらいになっています。
ただ、それが内膜症によるものなのか、生理周期によるものなのかは、
再度診てみなければ分かりません。
また来月お越し下さい。

「ひょっとして、また薬を飲まなければならないのかな・・」と、不安や憂鬱な思いに駆られました。

ということで、今回の手術4か月後の診察を、緊張しつつ受けたところ・・

先生
先生

前回見られた右卵巣の腫れは、今日は無くなっていました。
(もう生理は無いものの)生理周期によって、多少大きくなったりすることはあります。
逆に、残った卵巣がきちんと働いているということが分かって、良かったです。

とのことで、一安心。
無事に「次回の診察は3か月後」となりました。

術後4か月経った今、体の様子はさらに、手術前と同じ状態に戻りました。
日常生活を送るうえで、手術や傷口のことを意識する瞬間も、ほぼ無くなりました。
寝た状態や深く座った状態からの起き上がりも、「お腹をかばって」ということも減ったように思います。

相変わらず、息切れや疲れはありますが、それが手術によるものなのか、単なる加齢によるものなのか、仕事が忙しいからなのか、そこの判断は微妙なところです。
後述しますが、年度末へ差し掛かり、仕事が最繁忙期の忙しさであるため、疲れが蓄積しているように思います。
ソファに横になると、たちまち睡魔に襲われます・・

スマートバンドで計測している歩数は、こちらも変わらず、大体平均して一日に4000~4500歩ほど。

手術4か月後の診察の日は、久しぶりに帰りはタクシーではなく電車を使ったこともあり、これまでで最大の8000歩超えでした。

家事

おおむね一通りのもの(料理、洗濯、掃除、ゴミ出し、猫の世話など)を、こなしています。

・・と言いたいところですが、相変わらず、仕事が忙し過ぎて、夜ご飯の支度はもっぱら夫に頼り切っています。
引き続きネットスーパーも使っている状態ですので、ここももう少し何とかできると良いのですが・・。

自転車も、猫の通院も、問題ありません。
上記のとおり、病院の診察の際に久しぶりに電車を使いましたが、こちらも何と言うことも無く。

あとは、行きたいと思っていた美容院に、ようやく行けました。
一時間ほどではありましたが、座っているのも、シャンプー台での起き上がりも、何ら問題は無かったです。
歯医者へも行きたいのですが、いかんせん時間がありません。

先月から引き続き、痛み止めのカロナール、自然なお通じを促すための酸化マグネシウム、どちらも今ではまったく不要となり、飲まなくなりました。

代わりに必要となったのは、花粉症の薬。
これまでは市販の薬でだましだまし、その場限りで症状を抑えるだけで済ませていたのですが、今年は市販の薬だけでは症状が抑えられない日も。

重い腰を上げて、病院へかかることにしました。
とは言え、近くの耳鼻科の休診日と、自分の仕事の休みの日が見事にかぶっていることもあり、通院はあきらめて、昨今話題の?花粉症のオンライン診察に挑戦することに。

婦人科でも一度オンライン診察を受けたことがあったので、何となくイメージはつかめていました。
自分の都合の良い日時で診察の予約をし、時間になるとビデオ通話で先生と会話。
処方箋は近くの薬局へFAXしてもらえます。

一口に「オンライン診察」と言っても、かかる病院や媒体によってさまざまな特徴があるようですが、私は以下のサービスのものを選びました。

  • 専用のアプリのダウンロードは不要で、ブラウザ上での会員登録だけでOK(できるだけアプリは増やしたくないので。診察予約と、オンライン通話それぞれでアプリのダウンロードを求められるものもあったりしますが、それは避けたかった)
  • 予約のやり方が明快(診療科目、病院を選んだら、予約可能な日時の候補が出てくるので、都合の良い日時を選ぶだけ。飲食店や美容院の予約と同じような流れでした)
  • 予約の際に、先生の写真が見られる(変な意味ではなく、何となく安心できる)
  • 花粉症に特化した診療科目があった(他にはあまり無いので)
  • 事前に、近隣のドラッグストアへ処方箋をFAXしてもらえることが分かった(肝心の薬の受取が、遠方だと意味が無いので)
  • 保険診療ができる(自由診療オンリーのところも、結構あります)

予約前の下準備(保険証の登録、既往歴や現在飲んでいる薬の申告など)にやや手間取りましたが、逆に、それだけ下準備が出来ていれば、あとは楽々です。

いざ、診察当日。
指定されたビデオ通話ルームへ入ると、ほどなく女性医師との通話が始まりました。
(予約確定後に送られるメールに、当日使うビデオ通話へのリンクが添付されていたため、特段事前のID登録などは不要でした)

最初に本人確認のために、カメラの前に保険証を提示し、診察開始。
触診が無いくらいで、あとは通常の診察と何ら変わりはありません。
あらかじめ、現在飲んでいる薬や症状について問診票で申告済みである分、かえって対面での初診よりも、スムーズに進んだのでは無いかと思えるくらいです。

症状に合わせて画一的に薬を処方するのではなく、こちら側の希望に沿った形で処方を組み立ててもらえる点も、非常にありがたかったです。

ものの10分ほどで診察=医師とのビデオ通話が終了。
その後は、領収書の発行や処方箋の発行の都度、メールが送られて来て、スムーズに薬の受取までが終了しました。
診察と薬をあわせて、1500円ほど。
時間とお金をかけて通院するよりも、よほどリーズナブルなのでは無いでしょうか。

オンライン診察が、これほど手軽で(良い意味で)敷居が低いものだとは思ってもみませんでした。
これに限らず、「面倒だ」「難しい」と自分では思い込んでいたことが、実はそうでは無いものが多そうです。
もう少し時間が出来たら、これまで億劫でやれなかったことにも、ぜひ挑戦してみたいものです。

花粉症については、今後は、対症療法に頼らない「舌下免疫療法」も視野に入れています。
子宮筋腫や子宮内膜症と同様、その場しのぎで乗り切るだけの日々は、終わらせたほうが良いのではと思い・・。

仕事

仕事が最も忙しい時期となりました。
毎週休日出勤、かつ毎日ほぼ19時までノンストップで、常に何かに追われているような状態が続いています。

さらに月末は忙しさに拍車がかかり、帰宅が20時を過ぎることも。
相変わらず、夫には迷惑をかけ続けており、心苦しい限りです。

単に「仕事量が多い」のであれば、まだ何とか対策のしようがあるのですが、「情報の共有漏れ」「誰かのミスへの対応」「システムエラーへの対応」などで、急に自分のペースを大きく崩されることが多く、イライラも絶えません。
そこも含めての仕事だとは思いますし、自分もミスが無い訳ではもちろん無いので、我ながら、心が狭いな、とは思うのですが・・。

イライラしてしまうのは、自分に余裕が無いからでもありますし、ひょっとすると更年期障害的なこともあるのかもしれません。
あと2週間ほどすれば落ち着くはずなので、そこを目指してもうひと頑張りしようと思います。


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