入院へ向けての準備編の最後として、「入院の際、実際に持って行ったもの」について記します。
なお、実際に入院してみての結果(「これは持って行って良かった!」とか「これは要らなかったな」とか感じた結果)については、別途、第4章で記す予定です。 ⇒追記:その後、第4章へまとめました
2023/11:リンク切れ箇所を更新しました
病院から指定されたもの
- 各種書類
- 手術同意書(家族にも署名してもらう)
- 入院同意書(病院ルールへの誓約)
- 病棟問診票(既往歴や、アレルギーの有無などを記入)
- 保証金3万円(最終的に、入院費に充当される)
- 生理用品
- 生理用ショーツ 2~3枚
- 生理用ナプキン 1袋くらい
- 洗面用具(シャンプー、リンス、ボディソープはある、とのこと)
- パジャマ
- バスタオル、フェイスタオル
- スリッパ
- マスク
1.各種書類については、前述のとおり、一式を事前に持ち帰ることができたため、熟読のうえで夫に署名してもらえました。
2.保証金については、最終的な入院費も含めて、クレジットカードで支払い予定。
3.生理用品については、ショーツは、さまざまなブログでも絶賛されている、無印良品の「どこにも縫い目がないハイライズショーツ」を選びました。
余裕を見て、普段よりも2サイズ上のものにし、2枚用意しました。
店頭ではなかなか求めていたサイズが無かったのですが、オンラインストアでは在庫があり、一安心でした。
試しに事前にはいてみたところ、縫い目やレースなどがなく、ちょうどへそのあたりまでが優しく覆われるようで、良い感じです。
他の方のブログでは、ユニクロの「エアリズム ウルトラシームレスショーツ(ジャストウエスト)」も好評だったのですが、私の探していたサイズはオンライン限定サイズだったようで、残念ながら店頭には見当たりませんでした。
私は普段、ユニクロのオンラインストアは利用していないため、こちらについては購入を断念しました。
生理用ナプキンについては、家にあったものをそのまま1袋、持って行くことにしました。
4.洗面用具については、次の「自分で用意したもの」にて、詳しく記します。
5.パジャマについては、特に「前開き」などの指定はありませんでしたが、無印良品のパジャマを2組(脇に縫い目のない 二重ガーゼパジャマ と、脇に縫い目のない フランネルパジャマ)持って行きました。
普段から「脇に縫い目のない」シリーズのパジャマを愛用しており、寝返りを打つ際なども「快適だな」と感じていたため、こちらを選びました。
暑さ寒さに対応できるよう、素材は「二重ガーゼ」と「フランネル」の2種類にしました。
6.バスタオル、フェイスタオルについては、家にあったものを1枚ずつ、持って行くことにしました。
余談ですが、荷物の中でもこのパジャマとタオル類が特にかさばるため、病院でレンタルすることができないか、「入院のしおり」を受け取ったあとで、受付で尋ねてみました。
あ、あのう、今度こちらで入院することになった者なのですが・・
こちらで伺うことでは無いかもしれませんが、こちらの病院では、パジャマやタオルのレンタルはありますか?
持ち物について、詳しく伺いたいのですが・・
あ、えーと・・
病棟は何階ですか?
「入院のしおり」には持ち物について、書いてないですか?
え?病室ってもう決まってるんですか・・?
病棟がどこかは分かりませんが、産科ではなく、婦人科へ入院予定です。
「入院のしおり」には、パジャマもタオルも持ってくるように書いてはあるのですが、少しでも荷物を減らしたいと思い・・
持ち物として指定されているのであれば、必要なんじゃないですか?
確かに、「入院のしおり」の持ち物として「パジャマ、タオル」と明記してあるわけですので、私の質問が悪かったのでしょうが、何となくもやっとしました。
病院のHPでは、当たり前なのかもしれないですが、産科の方については、アメニティや、病室内の設備について、かなり詳細に記載があります(パジャマやタオルなども、産科の方では用意があるようでした)。
それに対して、婦人科の方は、持ち物についてHPには特に、何も記載がありません。
「こんなところで、産科と婦人科で差があるんだな・・」とちょっと悲しくなりました。
7.スリッパについては、100均で購入しました。
特に「かかとのあるもの」などの指定は無かったため、ごくごく普通のスリッパです。
8.マスクについては、普段使っている不織布のマスクを、10枚ほどジップロック袋に入れて、持って行きました。
病院からは、「布マスクや、ウレタンマスクは遠慮頂きたい」とのことでした。
うーむ、病院から指定されたものだけでも、結構な荷物・・
かえすがえすも、パジャマとタオルのレンタルができないことが、残念でなりません。
「何をレンタルできるか」「病室に何が備え付けで置いてあるか」については、本当に病院によりけりだと思われますので、事前に確認してみることをおすすめします。
私の場合は、「これはさすがに、主治医の先生に尋ねることでは無いよな」と思ったため、受付で聞いてみました。
聞いてみたらみたで、上記のような回答だったことで、それ以上突っ込んで尋ねる気力が起きませんでした・・。
が、のちのちそれを、大いに後悔することとなりました(実は持って行かなくてもよいものが、かなり多かったです)。
また、病院内にちょっとした売店があったようですが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で、営業はしていませんでした(そもそも、その売店はコンビニではなく、取り扱いはベビー用品のみで、日用品は置いてなさそうでしたが)。
- 何か必要になったとしても、現地調達ができない
- かつ私の場合は、途中で家族に持って来てもらうこともできない
ということで、どんどん荷物が増えて行くことになりました。
自分で用意したもの
上記「病院から指定されたもの」以外に、自分で用意したものをすべて、挙げてみました。
さまざまなブログの内容をもとに、準備してみたのが以下のリストです。
google keepでチェックリストを作り、少しずつ用意していきました。
もともと家にあったものに加え、無いものについてはAmazonや、100均で買い足しました。
- 必須のもの
- 保険証
- 病院の診察券
- おくすり手帳
- 限度額適用認定証(詳細については、第2章(2)へ)
- 財布、クレジットカード
- スマホ
- 眼鏡
- 身の回りの品
- 洗顔用品
- 無印良品の洗顔ミルク、オールインワンジェル
- 洗顔用ターバン
- ハンドタオル
- メイク用品(パウダー、アイブロウ、あぶらとり紙、手鏡)
- 洗髪用品
- シャワーキャップ
- 水のいらないシャンプー
- マイクロファイバータオル
- 歯みがき用品
- 歯ブラシ、歯みがき粉、歯間ブラシ
- 蓋ができるコップ(ストロー付き)
- 衛生用品
- ティッシュ
- ウェットティッシュ(体用、手拭き用)
- 消毒ジェル
- アトファイン、腹帯
- 乾燥、寒さ対策
- 目薬、リップクリーム、ハンドクリーム
- はおりもの
- 洗顔用品
- 洗濯用品
- 洗濯ネット
- 小物を干す用の、洗濯ハンガー
- 折りたためるハンガー
- 洗濯バサミ
- オキシクリーン
- スマホの周辺機器
- 充電ケーブル
- 延長ケーブル
- イヤホン(iPhoneのイヤホンと、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンの、両方)
- スマホのアプリ
- Amazon Prime Video
- Amazon Music
- Tver(民放番組が1週間分、無料で見られる)
- ブックパス(雑誌や小説、コミックが読める)
- その他
- 筆記用具、手帳
- クリアファイル
- S字フック
- 手持ち用のバッグ
- ジップロック袋
- 折りたたみ傘
- 腕時計
- 置き時計
1.必須のもの については、自分でも「さすがにこれらは、忘れないだろう」と思うものばかりではありましたが、念のためチェックリスト化しました。
どれも忘れてしまうと代わりがきかないものばかりなので、当日忘れて行かないためにも、リストを作っておいて良かったと思います。
おくすり手帳については、当初「無くても良いかな?」とも思いましたが、既往歴や投薬歴をとっさに思い出せないと困るとも思い、念のため持って行くことにしました。
財布については、病室内にセーフティボックスがあるようでしたが、かさばるのも何かと思い、不要なポイントカード類は自宅へ置いて行きました。
現金も、必要最低限のみ持って行くことにしました。
(他の方のブログで、「病室のセーフティボックスが、財布すら入らないサイズだった」という方がいらっしゃったので、貴重品は必要最低限が良いかと思われます)
2.身の回りの品 については、極力普段から使っているものを、そのまま持って行くことにしました。
無印良品の洗顔ミルクとオールインワンジェルは、普段使っているものの中でも、特にコンパクトなものを選びました。
洗顔ミルクは、普段は泡立てボールを使っていますが、入院中は無くても特に問題はないかと思い、泡立てボールは持って行きませんでした。
メイク用品は、普段からメイクに特段こだわりは無いので、本当に必要最低限のみです。
他の方のブログを拝見していると、「少しでもテンションを上げるために、高級なパックやアロマ、ネイル用品を持って行く」という方もいらっしゃいましたが、残念ながら、私にはそんな女子力はまったくありません(笑)
水のいらないシャンプーは、実家にあったものを送ってもらいました。
しばらく洗髪するのは難しいかと思い、1本持って行くことにしました。
もし使わなかったとしても、非常時に使えそうです。
マイクロファイバータオルは、洗髪をした時に、バスタオルとは別にあった方が良いかと思い、頭に巻けるフェイスタオルサイズのものを、100均で購入しました。
ぺらぺらではありますが、無いよりは良いかと。
蓋ができるコップとストローについても、100均で購入しました。
ごくごく普通のプラスチックのコップではありますが、蓋に小さな穴が開いており、ストローが差せるようになっています。
ストローは10本ほど、これまたジップロック袋へ入れて、持って行きました。
さまざまなブログで、「ストローがあると、寝たまま飲み物が飲める」とか「コップに蓋があると、ホコリが入りづらいし、倒しても安心」などと記載があったので、購入してみました。
が、コップはともかくとして、ストローは残り100本くらいあります・・。
どうすんだ、これ。
ティッシュは、1箱ごと持って行きました。
何かと必要になるかと思い。
ウェットティッシュは、非常用品として備蓄していたものを、そのまま流用しました。
体を拭く用の大判のものと、手拭き用のものと、両方です。
消毒ジェルは、このご時世ですので、あちこちに設置してあるとは思いましたが、念のため自分でも持って行くことにしました。
こちらも、非常用品として備蓄していたものを、そのまま流用しています。
アトファインと腹帯については、さまざまなブログで「術後にあると良い」という記述があったため、購入しました。
アトファインは、手術後の傷あとをケアするテープです。
とりあえず、1箱購入しました。
腹帯は、マジックテープでとめられて、お腹の傷口を保護するための、布の帯です。
コルセットほどの固定力は、無いと思われます。
試しに事前に付けてみたところ、恥骨からへその上5cmあたりまでが優しくホールドされるので、「これはいい!」と思いました。
マジックテープが上下2つに分かれているため、それぞれに締め具合が調節できるのが良かったです。
また、これからの季節、腹巻のようにお腹をあたためることができるのも、ありがたいところです。
この腹帯は、洗い替えのために、2枚購入しました。
目薬、リップクリーム、ハンドクリームについては、普段リップクリーム以外はあまり使わないのですが、「病室は乾燥する」との声をよく聞いたので、用意してみました。
はおりものについては、トイレや自動販売機など、病院内を歩く際に必要になるかと思い、持って行くことにしました。
3.洗濯用品 については、病院内に洗濯機があるようでしたので、洗濯ネットをはじめとして、 洗濯に必要なものをいろいろ持って行くことにしました。
小物を干す用の、洗濯ハンガー(ピンチが10個ほど付いているもの)と折りたためるハンガーは、どちらも病室にハンガーがどれくらいあるのかが分からなかったため、それぞれ1本ずつ、100均で購入しました。
洗濯バサミは、洗濯の時だけではなく、後述のS字フックや手持ち用のバッグと組み合わせてベッド横でも使えるかと思い、普段使っているものをいくつか、持って行くことにしました。
オキシクリーンは、病院内の洗濯機に洗剤の備え付けがあるかが分からなかったため、持って行くことにしました。
普段の洗濯時は、液体洗剤とオキシクリーンを併用しているのですが、「液体洗剤は、こぼしたり漏れたりが怖いので、粉の洗剤の方が良いかな?」と思い、オキシクリーンのみをジップロック袋へ小分けして、持って行くことにしました。
4.スマホの周辺機器 については、充電ケーブルに加え、延長ケーブルも持って行くことにしました。
コンセントの位置によっては、あった方が良いかと思い。
荷物の中で絡まないように、これまたジップロック袋へ入れて、持って行きました。
イヤホンについては、夫のすすめもあり、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンも持って行くことにしました。
5.スマホのアプリ については、「病院での気晴らしになれば」という夫のすすめもあり、さまざまなアプリを落として行きました。
特に、 民放番組が1週間分、無料で見られるTverは重宝すると思いました。
タブレット端末を持って行こうかとも思いましたが、重くなりそうなのと、壊してしまうのが怖かったので、持って行きませんでした。
6.その他 として挙げたものについては、以下のとおりです。
- 筆記用具、手帳 ⇒入院中の様子をササッと記録するのに良いかと思い、持って行った
- クリアファイル ⇒書類を整理するため
- S字フック ⇒さまざまなブログで、「何かと枕元にぶら下げるのに良い」とあったため
- 手持ち用のバッグ ⇒S字フックで必需品をぶら下げるのも良し、病院内を歩く際に持つも良し
- ジップロック袋 ⇒大・中・小と何枚かずつ余分に用意すると、何かと小分けするのに重宝
- 折りたたみ傘 ⇒天気は良さそうだったが、念のため
- 腕時計 ⇒行き帰りの道中のみ(入院中は、指輪も含め、外すように指示があります)
- 置き時計 ⇒ブログで「ぱっと時間を見るのに、重宝した」という記述を見かけたため
持って行かなかったもの
- ふりかけ
さまざまなブログで、「病院食は味気ないため、ふりかけを持って行った方が良い」とおすすめされていましたが、病院のHPを見たところ、かなりご飯に力を入れているようだったので、持って行きませんでした。
余談ですが、以前別の病院で入院した際は、何を食べても同じ味(うす~い煮物の味)しかしなかったため、確かにふりかけが欲しくなりました。
このあたりも、病院によってかなり違ってくるところだと思われます。
「あれもこれも!」と思うと、結構な荷物になりました。
小さめのスーツケースと、トートバッグがいっぱいになったほどです。
スーツケースの上に、トートバッグを乗せてコロコロと運びました。
が、同じ日に入院した他の方の荷物を見ると、似たような感じでした(もちろん、中には「トートバッグやボストンバッグ1つだけ」という方も、いらっしゃいましたが・・)。
前述のとおり、
- 何か必要となったとしても、現地調達ができない
- かつ私の場合は、途中で家族に持って来てもらうこともできない
ことから、半ばヤケになって、あれもこれもと詰め込みました。
結果として、それが安心材料になったので、良かったと言えば良かったのですが・・。
後から振り返ってみると、不要なものも多かったです。
(実際に入院してみての結果(「これは持って行って良かった!」とか「これは要らなかったな」とか感じた結果)については、別途、第4章で記す予定です) ⇒追記:その後、第4章へまとめました
私の場合、入退院時も付き添いは無かったため、上記の荷物はすべて一人で持ち運ぶ必要がありましたが、行き帰りはタクシーを利用したため、何とかなりました。
ちなみに、入院当日の服装は、
- 上は、いつもどおり(はおりものは、荷物の中へは入れずに、着て行きました)
- 下は、ウエストゴムのスカート(術後も脱ぎ着がしやすいように)
- 靴は、高さの無いスリッポン(かがまなくても、はけるように)
でした。
退院当日も同じ服装で帰るべく、脱ぎ着がしやすい服装にしました。
続いて、ようやく入院当日です。
←「第2章 入院準備(3)」へ 「第3章 入院生活(1)」へ→
コメント