開腹手術により、子宮は全摘。
あわせて左卵巣と左右の卵管も摘出することとなり、手術時期も11月と決定しました。
この章では、「入院・手術までに準備したもの・こと」について記します。
両親へ報告
まずは、何をおいても双方の両親へ報告です。
夫の両親へは、手術の時期が決まった時点で、夫を通して知らせてもらいました。
「これまで辛かったでしょう。体をいたわって下さいね」という、あたたかいお言葉を頂きました。
また、入院中、前述のとおり面会はかなわないものの、自宅まで夫の様子を見に来て頂けることになりました。
入院中の夫の様子が気がかりだったため、本当にありがたい限りでした。
自分の両親へは、まずはこれまでの経緯をまとめて、メールを送りました。
折に触れて、婦人科にかかっていることは話してはいたのですが、もちろん子宮を全摘することについてはまだ伝えていませんでした。
メールの後に電話で報告したところ、特に母はびっくりしていたようです。
母は、「高校生の時から辛そうにしていたから、早く病院へ行くようにしてあげれば良かった」という意味合いのことを言っていました。
母は申し訳なさそうにしていましたが、少なくとも私自身は、母を責める気持ちなど、これっぽっちもありません。
これまで婦人科へかかってこなかったのは自分の責任ですし、何となく、「早くから病院へ行っていたとしても、結局同じ結果になったのではないだろうか?」というようにも思っていたからです。
母へは、
ただただ後悔したり、自分や何かを責めたりするのは、時間もエネルギーももったいない。
そんなくらいなら、その時間とエネルギーを、これからの生活へ向けたい。
ということを伝えました。
最終的には母は、「夫婦でよく話し合った結果であれば、何も言うことはない」と言っていました。
が、私のあまりの思い切りの良さに、半ば呆れていたような気がしないでもありません(笑)
職場へ報告
次は、職場への報告です。
かなり早いと思われるかもしれませんが、手術が決まった6月の時点で、「11月にまとまった休みを取る予定がある」ことについては、直属の上司へは伝えていました。
それは、
- 少人数で回している職場であるため、同僚に負担がかかってしまうことが確実
(普段からそうですが、私が休む間も、人員の補充は見込めません) - 前述のとおり、例年1~4月が最も忙しくなる職場であるため、その準備のためにも、早めに予定を知らせておきたい
と考えたからです。
私の仕事は、ルーティンワークではあるものの、
- 誰かの退職や異動
- 業務内容の変更(大小問わず)
- 同じフロア内での業務場所の引越
などの大きな動きが、わりと頻繁に発生します。
繁忙期へ向けて上層部がどう動くかは分かりませんが、「早いに越したことはないかな」と考えました。
仕事の内容としては、主にPCの前での事務仕事ではあります。
が、ずっと座りっぱなしというわけではなく、立ったり座ったり、フロア内を歩き回ったり、も多い仕事です。
休みに入るにあたり、誰かへ仕事の引継が必要になるほどの大層な仕事をしているわけではありませんが、他のメンバーに迷惑をかけることに変わりはありません。
- 婦人科の開腹手術により、11月に3週間ほどお休みを頂きたい
- 12月頭から復帰予定ではあるが、しばらくは時短にさせて頂きたい
- できれば、休む理由については、極力伏せたい(他の部署の方などには伏せたい)
という旨を直属の上司に伝えたところ、快く了承してもらえました。
周りへの周知も、「〇〇さんはしばらくお休みになりますが、12月から復帰予定です」くらいにとどめておいて頂けたようで、何よりでした。
傷病手当をもらうか、有休を使うか
あと職場で決めておくというか、お休みを頂くにあたって必要だったのは、
- 診断書をもらって休職するか
- 有休を使って休むか
ということでした。
まず休みを取る期間についてですが、手術予定は11月上旬。
前述のとおり、主治医によると、
入院期間は、一般的には、1週間ほど。
仕事の復帰時期は、仕事の内容にもよりますが、早くて手術2週間後くらいでしょうか。
就労不能期間として、必要あれば「1か月間」くらいでも診断書を書けますよ。
とのことでした。
余裕を見て、「入院期間も含めて、3週間ほど休みが取れれば、十分かな?」と考えました。
そこで、キリよく11月いっぱい、3週間ほどお休みを頂くことに。
- 傷病手当をもらうのと、有休を使うのでは、どちらがいいのか?
- 具体的な手続きはどうすればよいのか?
などについては、詳しくは【傷病手当金】などのキーワードでgoogle先生へ尋ねたり、会社の労務の方や健康保険組合へ問い合わせたりするのが、一番確実かと思います。
私の場合は、3週間分すべて有休を使うことにしました。
なにせ、有休が使い切れずに、大量に残っているので・・
(私の職場には有休の買取制度がなく、毎年使い切れなかった有休が何日分かは消えてしまっていました)
そのため、この機会に、普段はなかなか使えない有休を消化することにしました。
大幅な収入減にはならず、かつ手続き上も、普段と同じように有休届を提出するだけでしたので、大きな手間がなかったのは良かったです。
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